ITIN番号
お客様からのお問い合わせが多かったご質問を IIO News Accounting Tax!にてご紹介していきたいと思います。
本日のご質問は、こちらです!
Q: 妻はSocial Security Numberがありません。申告書の際、配偶者控除は取れますでしょうか?
A: Social Security Number (SSN) がなくても配偶者控除は問題ありません。ただし、Internal Revenue Service (IRS) からIndividual Taxpayer Identification Number (ITIN)というのを取得する必要があります。ITINもSSN同様9桁の数字でできた個人に支給される番号です。移民上のステータスに関係なく支給してくれます。ただし、確定申告をする目的でしか使用することができません。SSNを取得できる方は、ITINではなくSSNの取得が必要です。
取得方法は、Form W-7という書類と個人情報の証明資料(主にパスポートコピー) を、確定申告書と同封してIRSへ郵送します。送り先もW-7を管轄している部署になるため、郵送先には注意が必要です。
パスポートコピーは正式な認証を受けたものでなければなりません。日本に住んでいる方は日本の在日米国大使館・領事館から、アメリカにお住まいの方は在アメリカ合衆国日本国大使館から発行された書類が必要です。もしくは、お近くのAcceptance Agentに頼みましょう。Acceptance Agentは、IRSから認定を受けた会計事務所でパスポートコピーの認証証明書を作成してくれます。
ITINは失効してしまう番号もあります。過去三年使用されていなかったり、真ん中の番号が88、90、91、92、94、95、96、97、98で終わる方は、今年で失効する可能性があります。すでにITINをお持ちのかたは確認の上すぐに更新の手続きを行いましょう。そうすることで、申告書の提出の時に焦ったり、提出後に失効しているため控除が認められなかったりし罰金の手紙を受け取るということを防ぐことができます。
IRSに書類を提出してから返答がくるまでは通常より長く数週間かかるため、取得には余裕をもっておきましょう
本日のQ&Aは、お役に立ちましたでしょうか?あくまでも一般的なアドバイスとなりますので、さらに詳しいアドバイスが必要な方はぜひ個別相談を受け付けております!
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