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2023年08月15日

相続税・贈与税の控除と免除

Q: アメリカの相続税と贈与税について教えてください。

A:  最初に、相続税についてお話します。アメリカで相続税(Estate Tax)を支払うのは被相続人(亡くなった人)です。アメリカに相続財産がある場合、連邦(IRS)と州(州による)に納税します。税率は18 ~40%で、連邦相続税の基礎控除は2023年度時点で1人1292万ドルです。

IRSは、市民(非居住外国人には適用されません)に対して連邦相続税を免除しています。これは、インフレを考慮して毎年調整されます。控除額の全額、または一部の使用も可能です。しかし、この高額の控除は、2025年に終了する可能性があり、税法も変更される可能性もあります。また、夫婦どちらかが先に亡くなった場合、先に亡くなった方が使わなかった控除を、残された配偶者が引き継いで使用できます。残された配偶者が引き継ぐ財産には控除額の制限はありません。

 更に、相続税はカリフォルニア州やミシガン州などにはなく、ワシントン州やハワイ州はあります。一般的に、州の控除額は連邦より低く、計算方法も異なります。下記は州ごとの詳細となります。

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