2023年04月30日
固定資産税
Q: 固定資産税はどのように計算するのですか?
A: 家や山のように動かない不動資産にかかる税金が固定資産税です。基本的に資産を所有している人が支払い、アメリカの多くの州では市(City)や群(County)が管轄しています。
固定資産税は「資産の評価額×税率」で計算されます。不動産鑑定士が市場価値から評価額を出し、最終的な評価額と税率は管轄している地域が予算を基に決定します。評価方法はいくつかあり、よく使われるのは、セールス方式で、今売ったらいくらになるかで計算します。
新しく購入した物件は、セールス方式を用いると資産評価額が上がってしまい、その結果、新しく購入した人は前の持ち主よりも高い固定資産税を支払う可能性があります。そのため一部の地域では、55歳以上の住宅所有者、障がい者、または自然災害の犠牲者は、家を売却して新しい家を購入する時に、固定資産税の基準評価額を変えずに譲渡できる制度があります。例えば、家の持ち主が亡くなり、その子どもが家を相続して住居として使う場合、手続きをすることで低い課税額のまま引き継げます。
カリフォルニア州は、比較的、税率が低い州ですが、評価額が高いため、結果的に固定資産税が高額になってしまいます。