2022年12月15日
Per Diemについて
Q: 従業員に払う出張の日当の金額は、会社で独自に定めていいですか?
A: Per Diem(出張者への日当)には、出張中の宿泊費、食費やチップなどの諸雑費も含みます。日当を払わず、実費を従業員に払い戻しても問題ありませんが、Per Diemを設定すれば、従業員にとってはレシートとまとめて月ごとに社に報告する負担を軽減できるかもしれません。
Per Diemの額はIRSより毎年更新され、2022年9月に、22年10月1日から1年間の新しいレートが発表されました。
参照:https://www.irs.gov/pub/irs-drop/n-22-44.pdf
会社のPer Diemの金額は自由に設定が可能ですが、IRSの基準より高い場合は、その差額が従業員の課税対象所得となり、低い場合は、非課税となります。
IRSが定めるレートは2種類あり、地域による違いも把握する必要があります。IRSの規定はあくまでも非課税の最大レートです。これに基づき社内の経費精算のポリシーを定めましょう。
余談ですが、2023年の車のスタンダードマイレージが変更しました。1マイル65.5セントです。マイレージで清算されている会社はアップデートに注意しましょう